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ぶどう膜炎

<ぶどう膜炎とは?>

ぶどう膜は、瞳孔をつくる虹彩(こうさい)、水晶体を調節しピント合わせをする毛様体(もうようたい)、血管が豊富で栄養を運ぶ役目をする脈絡膜、の三つの膜から成り立っています。メラニン色素が豊富で、ぶどうの色に似ていることからこの名がついています。これらの膜に起きる炎症がぶどう膜炎です。

 

<症状と原因>

 主な症状には、視力低下、蚊が飛んでいるように見える飛蚊症(ひぶんしょう)、眼の痛み、充血、まぶしさなどがありますが、炎症の起こる場所などによって症状は様々です。先に述べたように、原因も様々で治療法も異なるため、まず原因を調べることが大切です。

 軽傷の場合は、眼の検査・所見で判断し診断しますが、血液検査、胸部レントゲン撮影、心電図、尿検査、ツベルクリン反応などの全身検査を行う場合もあります。ただ、さまざまな観点から調べても、どうしても原因が分からないことが50%ほどあります。

 

※原因の分かる「ぶどう膜炎」の代表的なものに以下のものがあります。

 

【サルコイドーシス】

 全身のいたるところに肉芽腫ができる原因不明の難病で、ベーチェット病と同様、特定疾患に認定されています。肉芽腫とは、通常、炎症や感染に対して正常な免疫の反応としてできる、腫れのようなものです。しかし、肉芽腫そのものが炎症を引き起こしたり、周りの組織を硬い組織に変えてしまう事で病気が発症することがあります。

 サルコイドーシスはぶどう膜炎のほか、リンパ節や皮膚、肺、心臓、腎臓、脳など、さまざまな臓器や部位に影響があらわれます。眼の症状ではじめて気づき、全身を検査してみたら、他の臓器でも病変が見つかる事があります。

20歳代と60歳代に発症が多く、女性に多い病気です。

 

【原田病】

 自分の体内にあるメラニン色素を作り出すメラノサイトという正常な細胞を、自分自身で攻撃してしまう病気です。体内に侵入した異物や細菌などを排除する免疫の働きに異常がおき、自分で自分の体の正常な組織を標的にしてしまうのです。

 風邪のような症状で始まることもありますが、耳の中や脳の髄膜など、メラノサイトの多い部分に炎症が起こるため、ぶどう膜炎と前後して、めまいや耳鳴り、髄膜炎を伴った激しい頭痛などの症状が出ます。皮膚や頭髪が白くなったりすることもあります。

 

【ベーチェット病】

特定疾患医療に認定されている難病の一つです。全身の皮膚や粘膜に、炎症の発作が繰り返し起こる病気です。代表的なものは、ぶどう膜炎の他に、口内炎や陰部の潰瘍、皮膚にできる赤い斑点のようなしこりです。

 ベーチェット病によるぶどう膜炎は、若い男性に多く、発作を繰り返すことで、眼の組織が傷つき、眼が見えにくくなり、重症化します。発作を完全に食い止める治療法はありませんが、近年では免疫抑制剤など、効果の高い薬も開発され、失明する確率は低くなってきています。

 

【ポスナー・シュロスマン症候群】

 時々、発作的に片方の眼だけに虹彩炎と眼圧上昇が起こる病気です。発作の起こっている時に眼がかすんだり、頭や眼が痛くなることがありますが、普段は無症状です。

 虹彩炎というのは、虹彩が腫れたり充血したりする病気です。眼圧上昇は2週間以内に治ることが多く、発作の起こる回数は1年に23回の人から、23年に1度しか起こらない人までいろいろです。原因は分かっていませんが、ヘルペスウイルスが関与しているとの説もあります。この病気では眼圧が時々上昇するだけですから、普通の緑内障のように視野や視力が悪くなることは少ないです。

 治療は特に行う必要はありませんが、眼圧が上昇した時に眼痛や頭痛が強い人には眼圧を下げる治療を行います。

 

<治療>

 主な治療は、炎症を鎮める「ステロイド薬」の点眼、内服、注射があります。軽度の虹彩炎の場合には、ステロイド薬、抗生剤、散瞳薬(虹彩が癒着(ゆちゃく)しないように)などの点眼薬で治療します。強度の炎症、広範囲の炎症の場合には、ステロイドの内服・注射で治療します。炎症が強くなったり、ステロイドの副反応で眼圧が上昇する場合があり、降眼圧薬(緑内障の薬)を追加する場合もあります。

 その他、原因によっては、抗ウイルス薬、抗真菌薬、免疫抑制薬などの特殊な薬を追加します。

 ぶどう膜炎は、予防することは難しい病気です。ただ、過労やストレスが再発のきっかけになることもあるため、ぶどう膜炎と診断されたら、規則正しい生活を心がけましょう。再発することもあるため、自己判断せず、定期検査と治療を継続すること大切です。

 

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